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緑の資本論 農と自然の力で世直し (1/3日本農業新聞) その2

このコラムでは、こだま舎会員向けの会報から記事を掲載しています

 

緑の資本論 農と自然の力で世直し (1/3日本農業新聞) その2

 

農山村は先進地

 

グリーンインフラは、農業の多面的機能そのものだ。だが生産基盤の弱体化は、災害への抵抗力を弱め、集落機能の喪失は環境破壊の悪循環を招いている。

国土管理と防災の視点で、森林・河川、水田、里山・里海、農業水利、都市農地などの役割を再評価し、先端技術と組み合わせ、維持・修復のために直接支払いや公共投資を大胆に行うべきだ。いわば日本版「グリーン・ニューディール」政策である。

自然環境の「保全」と併せ、農山村の資源を宝に変える「攻め」でも投資、雇用、人材を呼び込みたい。営農型大型太陽光発電、バイオマス(生物由来資源)や小水力発電によるエネルギーの地産地消、小型電動車の「グリーンスローモビリティ」、人工知能(A1)を活用した「スマートため池」など、農山村は課題解決の先進実験地だ。

そこで大事なのは住民の参加。地域内外の多様な人材が、それぞれの持ち場で、課題に関わりを持つことだ。棚田の復活、生き物が集うビオトープや水辺の再生、市民農園参加など、身近なところから一歩踏み出してみよう。

 ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんは言う。「環境と経済を調和させる技術革新が持続可能な社会を開く」。地域資源や先端技術を活用し、社会や経済の仕組みを変えるのは脱炭素時代の要請だ。

 各省庁も発信を強める。国交省のグリーンインフラ戦略のほかに、環境省の「地域循環共生圏」、農水省の「農林水産業×環境・技術×SDGs」構想などがある。新たな国土のグランドデザインに向け、関係省庁を横断的につなぐ国家戦略と体制が必要だ。

 経済界も変わり始めた。環境や社会課題に配慮した「ESG」投資が広がる。社会貢献が企業価値となる時代だ。「グリーン・キャピタリズム」(緑の資本主義)が企業活動の新潮流になるだろう。国連環境計画(UNEP)は環境リスクや生態系への影響を減らし、人々の生活の質を向上させて不平等を解消するための「グリーン経済」を提唱する。

 「緑の資本論」で、環境と調和した持続可能な社会をどうつくるか。国連が求めた「大胆な変革」へ。残された時間は多くない。国家も個人も問われている。

 

 

ククル お陰様で9周年‼
今週いっぱいまで9周年特別ランチセットやります!
これからもどうぞ宜しくお願いいたします!

author:こだま舎, category:-, 16:27
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緑の資本論 農と自然の力で世直し (1/3日本農業新聞を参考)その1

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緑の資本論 農と自然の力で世直し (1/3日本農業新聞を参考)その1

グリーンパワーが日本を再生へと導く。人口減、地方衰退、気象災害などの課題を克服し、持続可能な社会へ踏み出す時だ。成長から成熟へ、競争から共創へ。大転換期を生き抜く「緑の資本論」を提唱する。

 

大地潤す命の水 中村哲医師のこと

 

その人は人生を懸けて「命の水」を求めた。昨年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師。享年73歳。中村さんは「100の診療所より1本の用水路」を信条に、内戦と干ばつに苦しむ不毛の地で「緑の大地計画」を進めた。生きるための水は、大地を緑の沃野に変えた。

 17年かけて27キロに及ぶ農業用水路を通し、1万6500ヘクタールの土地を潤した。その水は今、65万農民の営農と暮しを支える。平坦な道ではなかった。資金、機材、技術、労力、どれも乏しい。生態系もこれ以上壊したくない。

 答えは中村さんの足元、郷里の福岡県にあった。筑後川の中流、朝倉市に江戸地代から伝わる「山田堰」。大小の石を斜めに敷くことで暴れ川の流れを和らげ、用水路に導く堰である。今も現役で、一帯を有数な水田地帯に変えた。この技術を中村さんに橋渡しをしたのが「山田堰土地改良区」の前理事長・徳永哲也さん(72)。昨春、中村さんから「ぜひ現地を見てほしい」と誘われ、アフガンに赴いた。「目にしたのは山田堰そのものでした。」胸が詰まった。中村さんも満面の笑み。その笑顔が最後になるとは思わなかった。

 「山田堰は世界に誇れる技術」と言ってくれた中村さんの思いが今は分かる。「先生の意志を継ぐのが私たちの務めです」。江戸の知恵が時空と国境を超え、人々の暮らしとなりわいを支える。

 

共生・循環経済を

 

 ダムや橋をハードインフラとするなら、今求められているのは「緑の社会資本」。1次産業や自然の持つ多様な力を地域づくりや国土計画、防災、減災に生かすこと。「緑の大地計画」は、その生きたお手本である。

 引き金は、深刻化する気候変動と環境破壊、食、農、環境など17分野で、2030年までに国連が各国に問題解決を求めた「持続可能な開発目標」。今年から運用が始まる温暖化防止のパリ協定。「持続可能社会」が世界の共通語になった。

 その有効な解決策となったのがグリーンインフラ。欧米では1990年代後半から、都市緑化による雨水管理、自然環境を利用した減災・防災対策が始まった。特に欧州は生物多様性の保全を重視。水質や大気の浄化で気候変動を和らげる「生態系サービス」の考えを取り入れる。

 造園家で東京都市大学特別教授の涌井雅之さんは「日本こそが、自然共生と再生循環の歴史を持つ」と指摘。里山などの知恵を引き、日本人は自然を「手入れ」することで、その恩恵を最大化し、災害を最小化してきたという。(総合情報誌『地球人』)。(つづく)

author:こだま舎, category:-, 17:03
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みなさん お米食べてますか?

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みなさん お米食べてますか?

ここ50年で半分になった

1人1年あたりの米の消費量は1962年度では約118.3キロであったのが、18年度では53.8キロになった(10/31付日本農業新聞)とのこと。日本人は本当にお米を食べなくなったんですね。

我が家でもずいぶん減りました。今は私一人、1ヶ月2キロ食べているかどうか。食べる絶対量が減っただけではなく、主食がお米だけではなくなったことも大きいかと思っています。私の例で恐縮ですが、50代〜60代にかけて8月いっぱい外国に出掛ける生活が10年近く続き、すっかりパンに馴染んでしまいました。今では昼食のみ米主食という生活です。そうそう晩酌の日本酒で米の消費に若干貢献していますが。

私だけではなく主食の多様化という点では多くの人たちに共通しているかと思います。

 

 このほっとニュースで「森林、水、米」と題して、富山和子さんの理論を紹介しつつその重要性について書いてきました。そうした日本固有の基盤となっている「米生産」は、米という食料の生産だけではなく国土の保全などの役割もはたしていることを学びました。そうした役割は、米の消費が減り、田んぼが減った場合、どんな変化が起きるのだろうかと心配になってきました。

 田んぼが減ることで大災害がさらに増えることになるのでしょうか。主食の多様化などとのんきなことを言ってはいけない?

 専門家の考えをぜひ聞きたいと思いました。

 

 

 

本の紹介

『乳と密の流るゝ郷』(賀川豊彦 家の光協会)

賀川豊彦は1888年7月10日〜1960年4月23日、戦前日本の労働運動、農民運動、無産政党運動、生活協同組合運動、協同組合保険(共済)運動において、重要な役割を担った人物。日本農民組合創設者。「イエス団」創始者。キリスト教における博愛の精神を実践した「貧民街の聖者」として日本以上に世界的な知名度が高く、戦前は、現代の「三大聖人」として「カガワ、ガンジー、シュバイツァー」と称された人物です。

 

この小説は、農家向け雑誌「家の光」に昭和9年1月号から連載されたもので、私が購入した本は2019年に単行本として出版されました。資本主義と民主主義の終焉が言われ、貧富の格差が広がり、生きにくさが増している今の時代に考えるヒントがあちこちにちりばめられています。小説としてのストーリー展開も面白く一気に読み進めます。

こだま舎ライブラリーに置いてあります。

author:こだま舎, category:-, 17:14
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食べものは生きもの 百姓・思想家 宇根豊(11/25付日本農業新聞)

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食べものは生きもの 百姓・思想家 宇根豊(11/25付日本農業新聞)

食事の前に「いただきます」と唱える習慣は、戦前の道徳教育から始まり、定着したのは、戦後の学校給食からだと知って驚いた。私は昭和25(1950)年生まれだが、家で「いただきます」と唱えたことは一度もなかった。小学校ではそのことを恥ずかしく思っていた。

それまでは多くの家では、我が家同様、食事はまず神棚と仏壇に供えられていた。都会では、この習慣が廃れたので「いただきます」が提案されたそうだ。

 

何に感謝するか

 

ところで、この「いただきます」は誰に、何に向かって、投げ掛けられているのだろうか。地元の小学生たちの答えを挙げてみよう。

[鼠を作ってくれた人          ⇔鼠の材料を買うために働いている人

お百姓さん               ぢ斥曚覆匹亮然

ヌ椶料阿凌べもの

そこで、 銑イ硫燭亡脅佞垢襪里と尋ねると、0聞澆魯ぅ瓠璽犬涌きにくくなる。

 確かにお経のように唱えているだけでいいという言い分も一理あるが、ここではイ凌べものの何に感謝するかを、考えてみたい。

 まず、栄養価が浮かぶが、食べる時にでんぷん、タンパク、ビタミン、カロリーなどを意識したりはしない。

 次に、いのちの糧になっていることへの感謝がある。しかし、食べもののいのちを奪っておきながら、自分のいのちのためと言うのは人間本位に過ぎる。

 私たちは食事の時に、相手のいのちを奪っているという気持ちを持たない。全ての食べものは「生きもの」だったし、食べるのは、その生きものの死体だ。ところが、それを悩むどころか、楽しみで、うれしくて食卓に向かう。それが人間の本能だから、という説明で納得してはならない。

 ここには農業の最も深い救済がある。生きもの(食べもの)を殺すことを、悩まなくていいのは、農業が生み出した最高の宗教(文化)ではないだろうか。

 考えてもみよ。百姓ほど生きものを殺す職業はない。耕せば、草も虫も死ぬ。間引いた苗は捨てられる。草や虫は殺すために捕まる。百姓に殺された生きものたちは、土に「かえって」いく。そして季節が巡り、また生まれてくる。もちろん死んだ個体と、生まれてくる個体は、同じ個体ではないが、百姓は「また今年も会えたね」と感じる。「かえって」きたのである。

 

「かえる」の意味

 

「かえる」という言葉は、とても深い言葉だ。死んでいく時だけに使われるのではない。ひなや虫たちが卵からふ化するのも「かえる」という。

 「よみがえる」とは、黄泉(よみ)の国から、この世にかえってくることを指している。身体は消滅しても、「いのち」はよみがえって、また生まれ、また会える。だからこそ百姓は、百姓仕事による殺生を悩まなくていいのだ。

 食卓もこの延長にある。かつて私たちは食べものを、神や仏に感謝して食べていた。現代では、食べものが生きものであったことを思い浮かべるために「いただきます」と唱えてほしい。

 生きもののいのちに、かえってきてね、また会おうね、と思うのが、感謝なのではないか。

author:こだま舎, category:-, 17:10
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ちょっと気になる調査結果

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ちょっと気になる調査結果

 

日本農業新聞掲載記事から

 

◆妊娠中の食生活 子どもの問題行動と関連(10/6

愛媛大学・東京大学・琉球大学の共同研究[山崎1] チームが1199組の母子を調査。

妊娠中から母親と生まれた子どもを追求調査する「九州・沖縄母子保健研究」のデータを活用。

妊娠中の母親の野菜、果実、抗酸化物質摂取と5歳児の行動的問題との関連を調べた疫学研究。

妊娠中にこれらの食べ物の摂取量が少ないと他の子どもに優しくできない、落ち着きがない、集中できないなどとの関連が認められた。

 

◆高齢者の76%が粗食傾向(11/8) 「健康」へ 専門家と乖離

食品メーカー「ネスレ日本」による調査

「健康のために粗食が大切と思うか」との質問

  75歳以上の男女500人の回答:76%が「はい」

  管理栄養士200人の回答:20%が「はい」

「現在の食事量や内容で必要な栄養素が十分足りていると思うかとの質問

  75歳以上の男女500人の回答:90%が「思う」

  管理栄養士200人の回答:71%が「思わない」

 

◆有機食品の飲食率3割超え(11/26

農水省の調査

有機(オーガニック)食品を食べる頻度

 ほとんど毎日    5.9%

 週に2、3回   12.1

 週に1回     16.7

 月に2、3回   18.4

 月に1回     12.9

 月に1回未満   34.0

購入を増やしたい有機食品

 生鮮野菜     59.5%          生鮮果実     25.8%

 パン       25.3           米        22.6

有機食品は「国産しか購入しない」+「割高でもできるだけ国産を購入する」

 米        86.2%          豆腐・納豆    77%

 生鮮野菜     67.4           冷凍野菜     56.6

 生鮮果実     54.7

author:こだま舎, category:-, 17:09
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富山だより   Part17

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富山だより   Part17

鹿の解体 

篠島ゆき野

 

先日、先輩移住者が鹿の解体に誘ってくれたので行ってきました。

私より若い20代のご夫婦は、二人で狩猟免許を取り、1歳の子どもをベビーカーで解体現場に連れていくたくましさ。

 

初めて鹿を見ましたが、足がとってもスレンダー。立派な角、綺麗。イノシシはよくかかるそうですが、鹿は珍しいとのこと。

私は少し皮をはがせてもらったのですが、それでもうクタクタになってしまい、午後は娘と昼寝してしまいました。

 

1頭を56人の男性で軽トラの上で解体すること約4時間。

皆で肉を分けます。

私は頂いた肉の半分をから揚げに。6歳の息子はこれ固い、これ食べられるといいながら、晩の食事になりました。

 

後日、残り半分をただフライパンで焼いて一人で食べた時に、不思議な感覚になりました。

それは、食べた鹿肉が自分のエネルギーになっていると感じたのです。

 

楽しい食事や美味しい食事ではなく、生きるための食事。

縄文時代の人にとっての食事はこうだったのではないかと。

 

生きるために狩猟し、さっきまで生きていた動物を食べて自分のエネルギーに替える。

とってもシンプル。

 

私は毎日、今晩のご飯どうしよう、明日の朝ご飯何作ろうと悶々としているけれども、それは食材が豊富にあり、食事がただ生きるためのものではなくなってきており、味わうもの、楽しむものになってきたからではないか。

 

シンプルな昔の食事を少しうらやましく感じながらも、今晩の献立を考えるのでした。

 

 

*篠島ゆき野さんは、元こだま舎スタッフで昨年3月に富山県南砺市に移住しました。

author:こだま舎, category:-, 17:18
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富山だより  Part 16

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富山だより  Part 16

お金のコト 補助金

篠島ゆき野

 

1年も終わりにさしかかり、移住直後と1年目で、自分たちの預貯金がどれだけ変動しているか気になり、調べてみました。

蓋を開けてみたら、意外にもそこまで目減りしていませんでした。暫定的な部分もあるので一概にはいえませんが、プラスには出来ませんが、トントン。

その理由を探ってみると、

  1. 無給の期間がほぼなかった
  2. 外食、食費が減った
  3. 補助金

 

三番目の補助金が大きいように思います。

例えば私が住んでいる所の場合、市外からの転入で、賃貸住宅居住補助金として、1万円/月(1年間)助成されます。

家を購入した場合、新築だと100万円+家族加算(1人5万円)、中古でも60万円+家族加算(1人5万円)助成。

地方では60万円で購入できる物件もあるので、実質無料になる場合も。

他にも起業家育成支援事業半額助成(最大300万円)など様々な補助金があります。

 

こういった補助金を私は横浜で垣間見たことすらありませんでした。

地方に来て、資本主義だけど、共産主義のような、なんとも不思議な感覚です。

 

横浜に住んでいた時は、個人で稼ぐお金のみという感覚でしたが、こちらに来て、会社がもらう補助金、個人がもらう補助金、集落でもらう補助金、農家の補助金など個人で稼ぐ以外の行政のお金が回っていること、末端の私たちにも分配されることに驚きでした。

 

外国人(特にアメリカ人)に補助金について伝えるとそんなものがあるのか!?と大変驚きます。

 

表向きではわからなかったけど、行政のお金があるからこそ田舎が存続しているのかなとも思い始めたり。

 

通帳を眺めながら、田舎のお金の流れについてちょっと考えてみた1日。

author:こだま舎, category:-, 17:04
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『食べるとはどういうことか』(藤原辰史 農文協) 

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本の紹介

『食べるとはどういうことか』(藤原辰史 農文協) 

 楽しく面白く読めるという本ではないし、また、どのような読者を対象におすすめするとよいのかもよく分からないというのが正直な感想でした。が……

 

この本は京都大学の先生と中高生とのゼミナールの記録本です。12歳〜18歳の中高生とのゼミナールということから著者の意図は、こだま舎40周年記念冊子と同様に次世代へ「食と農」を伝えるためかなどと勝手に憶測しながら読みました。

 

フジワラ先生が「今まで食べたなかでいちばんおいしかったものは?」と質問をしています。それへの回答から、一つのことが浮かび上がってきます。それは「食べもの」に付随する「人」が必ず存在しているということです。そうした人たちの存在が「食べもの」本来のおいしさにプラスされ「一番おいしいもの」になるというのです。

また、「食べものを食べる」という行為は、まず、体内に食べものを取り入れます。取り入れられた食べものは最終的には排泄物として体外に出ていきます。それら排泄物は何らかの処理がなされ私たちの暮しのどこかに還元されていきます。つまり地球に循環するし、トイレの上ではみな平等なのでトイレを通じて世界の人とつながっているのだとフジワラ先生は言います。

 

食事を楽しむ時間を最大限節約して、他にやりたいことをするという考え方についてもていねいに書いています。

この箇所で思わず「おおっ!」と思ったちょっと深刻な事例が身近にありました。それは夫を囲む介護助っ人の一人のケースです。妻と中学生2人がいる家庭なのですが、妻と子どもたちはゲームに夢中で、ゲームの間を縫って、あるいはゲームをやりながら空腹解消のために買ってきた何かを食べる。ゲームに費やす時間を最大限確保するために「食」に費やす時間を最小にするためだそうで家族全員で食事をすることはないし、「おいしかったね!」と盛り上がることもない。そんな家族のありように多少の疑問は持ちつつも、ゲームを十分楽しんでいて不満はない様子なのでそのまま見ているというのです。彼は自分の食べる分は自分で料理するのだそうですが、「食」から広がる「食の機能」への関心や知識は極めて薄く、「こんな本があるよ」と言ってみましたが、「はぁ」と気のない返事でした。

 

結局、この本は彼のように「食と農」に関心のない人にあきらめずに伝えようとする私のようなお節介な人の参考書として有用なのかもしれません。

こだま舎ライブラリーに置いてあります。              (山崎久民)

author:こだま舎, category:-, 16:17
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富山だより Part14

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富山だより Part14

手刈り

篠島ゆき野

涼しい夏を満喫していたら、記事を書くのが3か月半ぶりになっていることに気が付きました。皆様は台風は大丈夫でしたでしょうか。

我が家は雨漏りがひどく、色んなところに桶が置いてあります。

そして寒くなってきたので、ファンヒーターの出番、冬へとまっしぐら。

しかし、その前に収穫!

今年初めて稲の手刈りを体験しました。

女性一人で無農薬でやってらっしゃる方の田んぼです。彼女が春から除草剤を使わず、何往復もして除草し、米ぬかを土に混ぜ、せっせと育てたイセヒカリの収穫を手伝わせてもらえるのは、収穫への感謝が伝わり尊い気持ちになりました。

そんな田んぼで子どもたちは泥だらけになりながら、時々稲を運び、カエルを見つけ、おやつにさつまいもやりんごをほおばり、最後は木と木の間に稲をかけて、ゆっくり乾かす。田舎にいてもなかなかできない昔ながらのやり方。

 

次の日左腕に痛みが。予防接種を打ったあたりが筋肉痛!普段の生活では全く使わない筋肉を使ったようです。

 

たとえ田舎にいても、稼ぐにはどうしたらいいんだろう、どうやって生活したらいいんだろうと悶々としてしまいます。夜な夜な海外ドラマにはまってしまったり。

でも自然のある暮らしを満喫するために名古屋から移住し、カフェを週4日やっている同世代の夫婦は、今も田舎の暮らしを知ろうと、初志貫徹していて、そういう友人や一人で米を作っている人と話すと、そうだったそうだった、こういうことしたかったんだ!と思い出させてくれます。

 

移住して1年半経つと、見えなくなること、これまで見えなかったことが見えてくることがあります。

移住=居続けることが最上級になってしまうと、逆に居づらくなってしまったり。

去ってしまう人にも感謝できるようになりたい。

色んな人が流れて入ってきて、新しい文化を伝えてくれたり、welcomeな場所になったら田舎はもっと輝くと思うのです。

村の行事や仕事はどうするのかといった問題もあるけれど、沢山の知恵が入れば、みんなで解決できるか!?

author:こだま舎, category:移住への道のり, 10:05
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鎌田實のおすすめ筋活と骨活

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鎌田實のおすすめ筋活と骨活 

 

圧迫骨折、ヘルニア、脊柱管狭窄症等々関係の症状でお悩みの方は結構ありかと推察します。さて、そこで鎌田實のおすすめ「筋活(筋肉を鍛える)」と「骨活(骨を丈夫にする)」です。

 

日本農業新聞(9/14,9/23)より

かまた・みのる

1948年生まれ。長野県・諏訪中央病院名誉院長。内科医として地域医療に尽力。東北の被災者支援、チェルノブイリやイラク難民キャンプへの医療支援にも取り組む。著書は『がんばらない』『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』他

 

筋活:スクワット

 テーブルや椅子の背につかまって、ゆっくりかがんで、ゆっくり立ち上がる。椅子の座面の高さすれすれまで、お尻を突き出して、体を沈める。

 

骨活:かかと落とし

 .董璽屮襪箘愡劼稜悗砲弔まって背筋を伸ばして立つ

 爪先を上げて1秒キープ

 かかとを上げて2秒キープ

 いかとをストンと床に落とす

 爪先を上げる動作では、脛の前側の筋肉を鍛えます。この筋肉を鍛えると、歩く時に爪先が上がりやすくなり、転倒しにくくなります。また、爪先立ちをしている時にはふくらはぎの筋肉が強化されるとともに、毛細血管の流れも良くします。さらにかかとをストンと落とす際には、骨芽細胞が刺激され、骨密度が高くなります。

 

●スクワット、かかと落とし、いずれも10回を1セットとし、1日3セットを目標に。

●運動後の30分以内に、牛乳、ゆで卵、チーズ、ヨーグルト、納豆など食べるようにすると効率的に筋肉が増える。

 

みなさまお試しあれ。

author:こだま舎, category:-, 15:26
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