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こだま舎が(で)めざすこと 33(『ほっとニュース』2016.4.28)
こだま舎が(で)めざすこと  33            山崎久民 
 
◆新たな場づくりのために
何度も言うように、私のできる事はもうそれほど多くはないし、時間がたっぷりあるわけでもない。新しい流れにつなげられるかどうかも分からない。ただ、受け皿になれるような条件整備だけはしておこうと思う。
まずは赤字解消を
まず、赤字をシャットアウトすること。かつては「今よりよくなること」を目指してきた。会員増をはかり、事業を成功させ、生活に足る給料をスタッフに払い、社会保障関係の保険料を負担、スタッフは研さんを積み、プロフェッショナルとして働くといった具合に。いつの日か実現できればよいと思うが、当面はそうした看板は下ろさざるを得ない。このところ実施してきた赤字削減策はこれらの反対方向にある。生活のかからない人、あるいは他に収入のある人などをスタッフにし、最低賃金は確保しつつ時給払いとする。プロフェッショナルにならなくとも、流通部門を簡略縮小することで、誰でもが交代できるようにする。
会員の口コミで会員増を図っていくというやり方は今や、ほとんど実績をあげられず、やむなく退会する人をカバーできない現状では、会員減少の流れを食い止められないだろう。そのため、まったくの赤字ゼロを実現できるかどうか難しいかもしれない。が、できうる限り経費の削減を図っていこうと思う。首をすくめてやり過ごしながら、農山村、あるいは農業と都市住民とをつなぐ新しい方法を見付けていくことにしたい。
一からの出直し
さて、その新しい方向性だが、山崎から具体的提案が出てくるのではないかと期待する向きがあるかもしれないが、残念ながらその期待にそうことはできない。考え続けてきたが結局のところこれといった答えを見付けられず5年弱(実質的にこだま舎の責任を引き受けてからの年月)が過ぎてしまった。
何とかその壁を壊したく、まず手始めにやってみたのが過去を振り返りながらこの欄に連載を始めたことであった。営々と築ぎあげてきた(と思って)いたものがすっかり消失してしまったことに遅まきながら気付くことになった。
では、その築き上げてきた(と思って)いたものとは何だったのだろうか。農業者・生産者とのつながり、会員同士のつながり、そう、私たちが掲げていた「顔の見える付き合い」だ。リアルな顔が見えることで私たちは様々のことを学び、問題にぶつかり、知恵を出し合ってその問題を解決していった。そうした関係が時代の変化と共に徐々に消失していき、気がつけばすっかり消えてしまっていた。
かつては、援(縁)農を軸に、会員による運営組織があり、それらは厄介で面倒な面もあったが、それがあったからこそその時々にある問題や課題を共有できたと言えるだろう。では、かつてと同じようにやれるかといえばそれは難しいということをすでに書いた。私たちは時代の流れに沿いながら、時には逆らいながらも新しい方法を見付けていかなければ次世代につなげられない。
競争社会は、私たち消費者に「豊かな多種類の物品」と「低価格」をもたらした。同時にそれ故にもたらされた忙しい生活では厄介さも併せ持つ「顔の見える付き合い」は、合理的、効率的ではないため、支持されにくい。私にとって、それでも「こだま舎が(で)めざすこと」は、一からの出直し(顔の見える付き合い)なのだと思ったが、会員一人ひとりは違う。それぞれに考えてもらうしかない。ぜひ意見交換を! (おわり)
 
author:こだま舎, category:-, 09:09
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Comment
黒字転換させたいなら、会員を増やして売ることばかりを考えず、今協力してくれている人達とWin!Win!の関係を築くべきではないのでしょうか?

蜂蜜屋さんが手伝いにきてくれているなら、蜂蜜屋さんの協力をもっとしてあげるべきでは?
ホームページには蜂蜜なんて載ってないし

一緒に働く人達とWin!Win!の関係を築けない組織なんて、どんなに良いものを売っていたとしても関わりたくありません。

お客さんにそういう雰囲気は自然と伝わります。
会員でない人, 2016/06/03 9:32 AM









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