RSS | ATOM | SEARCH
「食と農」を次世代に 各地での「食農」育ての試み
 「食と農」を次世代に 各地での「食農」育ての試み

 こだまの会を立ち上げてから30年が経ちました。だけれど「食と農」の大事さが次世代に伝えられたかというと、ほとんどできなかったとしか言いようがありません。深く考え込むと落ち込むばかりです。

 なぜなら、こだま舎に若い子育て世代の会員がとても少ないという事実が結果を如実に語っているからです。

 しかし、一方で新たに「食と農」を次世代に伝える試みを実践する人たちがあちこちに出現してきています。まだまだ点のような活動ですがとても励まされます。

 1月28日付、日本農業新聞では、岐阜県JAひだの古田光恵さんの食農教育の実践例が報道されていました。

 そもそものきっかけは横浜港を見学、いつ入荷したか分からない野菜などのダンボールが積みあがっているのを知ったこと。さらにそれらに買い手がつくと、色やにおいを付けて、加工して出荷することを聞いてショックを受けた。

 古田さんは子どもの通う保育園で「キッズパクパク教室」と名づけ、農業や調理実習を実現させ、さらに若いお母さんたちにも食農教育を始めたのだそうです。

 1月30日付、同新聞にはやはり同じ岐阜県JAめぐみの「親子農業体験」や食農教育活動についても報じていました。

 JA女性部では44人の食農リーダーが管内31の小学校に出向き出前授業を行っているとのこと。

 近くに「農業」を見る機会の乏しい大都市でこそこのようなことが必要で、こだま舎では何ができるか頭をめぐらしています。 よいアイディアよ来たれ!!! (山崎久民)
 
author:こだま舎, category:-, 08:36
comments(0), trackbacks(0), pookmark
高梨雅人さん(神奈川県三浦市で農業を営む)をお訪ねして
高梨雅人さん(神奈川県三浦市で農業を営む)をお訪ねして

 昨日、こだま舎スタッフ4名で高梨さんを訪問しました。

 訪問の理由は大きく次の二点でした。 
・将来を考えて、お付き合いできる野菜生産者と知り合いたい
・高梨さんの野菜生産についての考え方をお聞きしたい

 一番目の項目については、こだま舎の将来的展望から欠くべからざることですが、二番目の項目について今までと違う視点がありそうで関心を持ちました。

 高梨さんを紹介してくださった方が「こだま舎の有機・無(低)農薬とは違うよ。」と。エコとか安全という点で彼のやり方がよいかもしれないというニュアンスのお話がありました。

 高梨さんのお話がすっかりよく理解できたわけではありませんでしたが、こだま舎で取り扱っている生しいたけ生産者である「キノコまま」で認証を受けているJGAPに近い考え方のように感じられました。

 環境、安全など農業だけではなくもっと大きな枠組みを考慮し、その上での生産体制が採られるかどうか、そこを厳しくチェックし認証するのがGAP認証制度です。

 高梨さんは、土壌検査、野菜の成分検査などきちんと行い、それで不足するもの、改善を要する点などを見極め、必要なことを実行する。それは「有機・無(低)農薬」とは限らないし、むしろマイナスになることもあると。

 広い道路に面したところに直売所があり、お客がひっきりなしに訪れていました。

 そして何よりびっくりしたのは見たこともない珍しい野菜が何種もあったことです。大根だけでも7種類以上はあったでしょうか。外側が真っ黒な黒長大根、直径30センチはありそうな櫻島大根、紅色、ピンクなどの大根等々。

 何種類か購入してきた野菜を茹でて早速食べてみました。いずれも甘味があり、野菜だけで十分おいしかった! (山崎久民)
author:こだま舎, category:-, 10:23
comments(0), trackbacks(0), pookmark
シンポ:都市農業の維持 消費者と探る(東京都日野市で)
シンポ:都市農業の維持 消費者と探る(東京都日野市で)

 都市農業の維持は、横浜市も同様の課題を抱えていますから、1月28日付け、日本農業新聞の標記記事が目に留まりました。

 報道によれば第6回都市農業シンポジウム「日野産大根を1本200円で買いませんか」と題して、生産者、消費者らが意見交換をした。パネリストに農業者代表:岸野隆史氏、消費者代表:藤本尚子(主婦、援農の会)、生活クラブ生協副理事の奥田雅子氏。

 農業者から生産コストについて、消費者から農産物価格の意識などについて意見交換が行われた。

 また、パネルディスカッションに先立ち、グッドテーブルズ代表の山本謙治氏が「日本の『食』は安すぎる」と題して基調講演。

 直接シンポジウムの話を聞いたワケではありませんが、ペイすることが難しいと言われている農産物価格がテーマだったのだろうと推察できます。

 ところで、この報道の最後に
「終了後は、市民会館(シンポの会場)前広場で、参加した消費者100人にネギ、ダイコン、シイタケなどの市内農産物を配布した。」と書かれていました。

 「販売」ではなく「配布」。 えっ?? 

 「日野産大根1本200円で買いませんか」というテーマなのに??

 それとも主催団体が野菜を買い取り、参加者に配ったのでしょうか。あるいは参加費を徴収してその中に配布の野菜代が含まれていたのでしょうか。

 であればまだしも。生産者が無料提供したのでなければよいがと思ったことでした。
(山崎久民)
author:こだま舎, category:-, 08:04
comments(0), trackbacks(0), pookmark
「有機牛肉」登場
 「有機牛肉」登場

 青森県では「有機牛肉」を販売すると、1月23日付、日本農業新聞で報じていました。

 青森県七戸畜産農協などが3月から、無農薬・無化学肥料で栽培した牧草や飼料で育てた日本短角種の牛を、有機畜産物JAS法規格に基づく「有機牛肉」として販売すると発表した。

 県によると「有機牛肉」の販売は国内で初めて。

 日本短角種の有機牛肉は赤身主体。がんや生活習慣病、肥満防止に有効とされる共役リノール酸の含有量が黒毛和種より多く、ヘルシーな牛肉としてもPRする。

 さて報道によれば、「有機牛肉」の販売は日本で初めてということですが、こだま舎ではグループ立ち上げ数年後には、いわゆる「有機牛肉」の販売をしてきましたから、「国内で初めて」と言われると抵抗がありますが、このような牛肉が登場してくることはとても歓迎したいです。

 こだま舎の取引先である興農ファーム(北海道)は、1976年設立、1980年に無農薬・無化学肥料での牧草等の生産に取り組み、1995年に輸入穀物中心から国産に切り替え、現在の達成率70%。

 興農ファームでの取り組みの大変さを見てきましたから、青森県での新たな試みはずいぶん大変なことだったろうと想像します。きちんとペイした経営が実現できるか予断は許されないでしょう。

 購入する人たちの意識も大きく、従来のさしの入った牛肉をおいしいと感じる人たちが赤身志向に変化していくのか。

 こだま舎の購入動向ではほんの少量ずつですが、注文量が増えてきているかという程度で、大きな変化傾向は感じられません。価格も他の肉より高いですし。 (山崎久民)

 
author:こだま舎, category:-, 08:53
comments(0), trackbacks(0), pookmark
小規模多品目農業を主軸にー青柳正規氏(国立西洋美術館館長)
小規模多品目農業を主軸にー青柳正規氏(国立西洋美術館館長)

 1月22日付、日本農業新聞に「農へのまなざし」と題して、青柳氏が標記のように語っていました。 

 歴史、古代文明の研究家としての青柳氏は、そうした研究を通じて食料と農業の大事さを痛感すると述べています。さらに「日本は戦後60年が過ぎ、今では食料が不足するなど誰の頭にもない。命の原点である農業に対しても、社会的関心とか尊敬の念が、缶詰やファーストフードに押されて薄くなってしまった。」と。

 世界が市場原理で進む中、企業が効率的農業経営を目指して参入してきているがそうした大規模農業は非常にリスクが高いとも言っています。

 「日本古来の小規模多品目農業であれば、ある部分では失敗するかもしれないが、ある部分では成功もある。リスク分散が図られている。
 しかも、小規模多品目農業だからこそ、生命の多様性が守られている。農業者は世界で最初の環境技術者。弥生時代から続く日本農業の歴史の中で、自分たちが住む自然環境を十二分に理解し、それに合う作物と作り方をしている。」

 目先の効率を追い求める大規模農業より、長期的に穏やかな小規模多品目農業を軸に据えることが必要ではないか、というのが青柳氏の主張です。

 こだま舎でお付き合いいただいている農業者はどなたも青柳氏が主張する小規模多品目農業の実践者です。

 それでもそうした農業を支持する人たちがそれほど大きな広がりを持つまでになっておらず、流通部門でも大きな改革が求められているということでもあります。

 こだま舎も30年前からの「お任せ野菜をパックでお届け」という方法をそのまま踏襲しており、このままでよいのか、考える毎日です。(山崎久民)
 
author:こだま舎, category:-, 09:25
comments(0), trackbacks(0), pookmark
面白かった「蜂」の記事
面白かった「蜂」の記事
「蜂」働き者の壮絶な生涯ー1月31日付、日本経済新聞:小池光(歌人)より

 「うたの動物記」欄に標記文章が掲載されていました。 とても面白かったので大方を次に記してみます。

 蜂の巣が六角形をしているかということは数学の問題である。同じ多角形をもって平面を埋め尽くすとき、多角形の面積が同じならば、辺の和がもっとも短くてすむのは正六角形であることが照明できる。つまり、材料がもっとも少なくて経済的にできるのが六角形の巣だ。蜂は、実は数学者であった。

 また、蜂は、花を発見すると複雑な飛び方を示してその情報を仲間に伝達する。方向だけでなく目標までの距離も教える。北北東300メートルのところにレンゲの花園があるぜ、みたいに教える。蜂は、実は測量士であり、報道人であった。

 そして「働き蜂」の名に違わず、それはそれはよく働く。羽化してしばらくは卵の世話や、巣内の清掃などの内勤。それから外に出掛けて朝から晩まで蜜集めの外勤。巣内の温度が上がると人間扇風機いや蜂扇風機となって巣内に風を送り、冷やす。ほとんど眠らないらしい。そして40日ばかりで歩廊困憊し、ばたばたと死んでしまう。

 何と壮絶な生涯であることよ。脱帽するよりない。

 働くのはすべてメスである。オスはなにをしているか、ただごろごろ暇を持て余している。彼の役割は女王蜂と交尾して子孫を残すだけである。えらく不公平でないかと思うなかれ、交尾を遂げた後すぐ死ぬようになっている。精子注入、即、死。だからこれも脱帽。

 こうして集められた蜜は人間の口に入ることになるのですが、壮絶に生きてはいない人間が口にしていいものやら。
(山崎久民)
author:こだま舎, category:-, 21:27
comments(0), trackbacks(0), pookmark
昔の湘南電車はよかった!
昔の湘南電車はよかった!

 3ヶ月に一度、仕事で津田沼(千葉県)に行きます。昨日がその日でした。

 津田沼行きの日は、950円でちょっとした贅沢をすることにしています。グリーン車に乗って昼食(お弁当)を食べるのです。

 津田沼へは横浜から総武線直通の電車に乗車してほぼ一時間。レストランなどへ寄って昼食を食べる時間が勿体ないので移動時間中に昼食を済ませようと思ったのがそもそものきっかけでした。

 ところが、この頃の電車は昔の湘南電車と違い、ボックス型の座席になっておらず、横にただあるだけです。あの座席でものを食べるのにはためらいがあります。もっとも最近では全く気にせず食べている人を見受けますが。

 グリーンとオレンジの車体で、中はボックス型の座席の湘南電車がなつかしい! 

 あの電車には旅の情緒があって、おしゃべりを楽しみ、おにぎりなどをほうばるゆったりした時間が流れていたように思います。

 今の車両は、ただお客を目的地に運ぶだけ。

 そんなわけでゆっくり落ち着いてお弁当を食べるためにグリーン車利用となりました。私がいつも利用する時間帯では、グリーン車であれば確実に座れますし。

 ところで、昨日は一つ困ったことがありました。最寄り駅併設の京急百貨店にお弁当を買いに寄ったところ、恵方巻きばかりが売られていて、通常のお弁当の類がほとんどないのです。

 いくらグリーン車とて、あの太巻きをかじる気にはなりませんでした。 (山崎久民)

 

  
author:こだま舎, category:-, 07:17
comments(0), trackbacks(0), pookmark
戸別所得補償制度でどう変わるのだろうか。

戸別所得補償制度でどう変わるのだろうか。

 米の戸別所得補償制度がいよいよこの4月から導入されます。

 非農家である私は現在の実態が分かっていないので、この制度が導入されることでどのような変化が生じるのかまるきり予測がつきません。ただただ、報道されたニュースを追っかけて理解に務めている状態です。

 1月19日付、日本農業新聞に同新聞社編集委員である吉田忠則氏の記事を読んで、少し整理がついた気がします。

 というわけで、その記事を紹介してみます。

・農家を長年縛ってきた生産調整(減反)のルールを変えること。
・減反に協力しない農家に対して従来の罰則規定をなくす。
この2本を柱にした考えの下、戸別所得補償をしていき、農家の生産意欲を高めようということのようです。

 従来は、減反に協力しないと
・国が支援する農家として認定せず、低利融資が受けられない。
・用水路などの整備で減反目標を達成しない地域を後回しにする。
というような罰則があったが、これらは改める。

 「兼業農家を後押しして担い手を育てていくのが現実的」とし、保護する農家の選別を農水省はやめた。

 大半の兼業農家は高齢者だから、彼らの退場を待って農業を強くするのが農水省の本音なのか、とも吉田氏は言っており、それでは米価下落に耐え得る農家が育たないのではと危惧もしています。

 安心して米などの生産を任せられる農家状況が作られることが何よりなのですが、まだまだ試行錯誤が続きそうな気配です。 (山崎久民)

author:こだま舎, category:-, 08:43
comments(0), trackbacks(0), pookmark
地産地消コーナーは寂しかった
地産地消コーナーは寂しかった

 昨日、セカンドハウスを整理しにいった後、最寄の京急百貨店に天然酵母のパンを買いに立ち寄りました。

 そうそう、地産地消コーナーはどうなっているか見てみようとそちらにも回ってみました。この日は午後から雨になり、気温も下がり気味、客足も全体としてはそれほど多くない?

 前回、見たときは横須賀市の農業者名が記載されている野菜とJA横浜がポップで表現されていました。でも昨日はそれらがなく、野菜の種類や量もそれほど多くなく、大根が半分切りで売られていたり、顧客へのアッピール度が寂しげでした。

 一方、隣接する野菜売り場には県産地表示がされた野菜が山積みされていて、そちらにいやでも目がいってしまいがちでした。

 地産地消での野菜とそうではない野菜の価格差はほとんどないので、だから余計に地産地消は安いわけではないとの印象も持ってしまうかも。

 何年か前まで「地産地消」という言葉を使うと、必ずどのような意味かと質問されましたが、今はすっかり市民権を得た言葉となりました。

 だけれど「地産地消」の意味がすっきり誰にも合意された概念になっているかといえばどうなんでしょうか。

 京急百貨店のスーパーマーケットをぐるっと回ってみたところ、卵売り場もあり、価格が様々な卵が並んでいました。10個で200円台から6個で500円台と。6個で500円台の卵には「放し飼い」という説明がついていましたが、価格差は何によるのか、う〜ん・・・

 このコーナーでしげしげ眺めている人は皆無でしたが。

 こだま舎の卵はバカ高いというわけでもないと分かりました(だから結構売れるのでしょうか)。
(山崎久民)
   
author:こだま舎, category:-, 07:13
comments(0), trackbacks(0), pookmark
プライベートなことでl恐縮ですが・・・
プライベートなことで恐縮ですが
セカンドハウスを売りました


 私たち夫婦は、自宅を持つより前にセカンドハウスを先に建てたのでした。30数年前のことでした。というより自宅は賃借でよく、週末にカントリーライフができたらよいと考えたのでした。

 それに何と言っても横浜で住宅を持つよりずっと安く手に入りましたから。 

 子どもがまだ小学校のうちは、プライベートにいろいろな人に声をかけ、キャンプをやり、富士登山を試み、家族ぐるみで宿泊、交流をし、両親を伴ってお正月を過ごし、と。私たちが年を取ってからは、日常性から離れ静かに過ごす空間、また、最近は孫同道で。

 建築現場のようなプレハブの小さな家でしたが、よ〜く利用してきました。

 しかし、家が古くなったこと、利用頻度が少なくなり、家の管理に手間隙がかかり、かなり負担がかかるようになり、売ることにしました。

 今日は、家の中の整理のために出かけますがちょっとしんみりした思いです。

 私たちには田舎と呼べるところがなく、中山間地が都市の人たちの魅力ある場所に写るということが実感としてとてもよく分かります。

 こだま舎の営みにこうした思いをつなげる「何か」を考えたいという気持ちも併せて湧き上がってきたセカンドハウス売却です。(山崎久民)
author:こだま舎, category:-, 07:35
comments(0), trackbacks(0), pookmark